高速液体クロマトグラフィーによる茶のカフェインの定量法を検討した。カラムはODS-SIL(粒径10μm, 4.6mmφ×250mm)にプレカラム(2.1mmφ×50mm)を装着,移動相はメタノール-水-酢酸(74:25:1),流速は1ml/min,チャートスピードは2mm/minとしてカフェインの検出はUV検出器272nm, AUFSは0.08を設定した。試料の調製は茶の粉末100mgに熱湯を60~70ml加え,80℃湯浴中で30分間加温してカフェインを抽出し,冷後,水を加えて100mlに定容し,濾過し,この〓液にPVPP 200mgを加えカテキン類を除いた後,メンブランフィルターを通した,この〓液5μlをHPLCにかけた。カフェインの保持時間は約4分で,1点5分間で測定できた。無水カフェイン1.0~5.0mg/100mlの水溶液の濃度範囲内で直線状の検量線が得られた。分析の繰り返し精度はカフェイン含量の少ない茶では標準偏差が0.0614,変動係数は2.134,カフェイン含量の多い茶では標準偏差が0.0319,変動係数は0.8841であった。カフェイン抽出時の回収率は99.7~101.5%であった。公定分析法とHPLC法による茶のカフェイン定量値間には1%の有意水準で差のないことがみられ,公定分析法定量値(x)とHPLC定量値(y)間の相関係数はr=0.9945,一次回帰式はy=0.0639+0.9896xであった。しかも,きわめて簡便で,かつ,きわめて迅速化できた。
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Kenjirô IKEGAYA (1985) studied this question.