プロトプラストの融合により醤油醸造用麹菌の育種を行った. (1) Aspergillus oryzae var. No. 13と,それより紫外線処理により造成されたNo. 13の約8倍のプロテアーゼ生産能を持つNo. 8536に,分生胞子の色と栄養要求性のマーカーを付けて融合に使用した. (2) 18時間液体培養した菌体にカタツムリ酵素を作用させ, 2×106/mlのプロトプラストを得た. (3) 異なるマーカーを有する2種類の菌株のプロトプラストを20% PEGを含む液で処理し,約1%の頻度でヘテロカリオンを得た. (4) ヘテロカリオンから安定な緑色株を得た.緑色株は2倍体と推定された. (5) 緑色株は製麹試験において,プロテアーゼ生産はNo. 13の2倍以上であり,生育や分生胞子の着生,菌体量もNo. 13とほぼ同程度で,工業規模での醤油醸造に用いうる性質を持っていることが確認された.
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Furuya et al. (1983) studied this question.