DL-alanine/β-ethyl-L-aaspartate [AlaAsp (OEt)] とDL-alanine/γ-ethyl-L-glutamate [AlaGlu (OEt)] のランダムコポリマーをNCA法で調製ののち, 150kg/cm2の圧力下で加熱溶融処理することにより高密度・高剛性の性質をもつ1.6mm径の円柱状成形物とした. これらのコポリマーの100%in vivo分解率は, [AlaAsp (OEt)] n系で50mol%Alaそして [AlaGlu (OEt)] n系で75mol%Ala組成以上のところで, 各々得られた. また, 50mol% Ala組成からなる [AlaAsp (OEt)] nに60Co線源からのγ線を真空中, -196, -78, 0, 30℃そして60℃の温度で3×106rad照射した場合, ラット皮下埋入から3週目のこのコポリマーのin vivo分解率は33.6, 29.5, 18.9, 52.5%そして22.4%であった. この結果から, [AlaAsp (OEt)] nのin viro分解率は30℃の照射温度付近で極大値をもっていることが分かった. 同じような傾向は [AlaGlu (OEt)] nにおいても観察できた. 照射温度によるこのようなin vivo分解率の違いを検討するため, 粘度, アミノ酸分析の測定を行った. 0℃で3×106rad照射した50mol% Ala組成からなる [AlaAsp (OEt)] nの粘度 (η6p/c=0.23dl/g) は未照射 (η6p/c=0.51dl/g) 及び30℃で照射したコポリマー (η6p/c=0.46dl/g) に比べ著しく低い値を示すことが分かった. また, 0℃で照射した [AlaAsp (OEt)] nの粘度は, 照射線量の増加に伴い急激に減少したが, 30℃のそれは緩徐な減少であった. 更に, in vivo分解では0℃で照射した場合, 照射線量が高くなるとともに減少したが, 逆に30℃では著明な増加が認められた. 一方, アミノ酸分析のデータから30℃で照射した [AlaAsp (OEt)] n中のAla成分の分解消費が0℃の時に比べ若干加速されることが分かった.
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Asano et al. (1985) studied this question.