硫酸塩混合水溶液を凍結乾燥し, 熱分解して得たスピネル粉末の性質とその焼結性を検討した.凍結乾燥物は樹枝状組織が放射状に配列した多孔質の球状粒子で, X線的には非晶質であり, 水和複合硫酸塩の結晶水が一部脱水したMgAl2(SO4)4・8-9H2Oに相当すると考えられた. これは1000℃で加熱すると直接スピネル単一相に変化した.1100°-1300℃仮焼で合成したスピネルは, 格子定数が8.082Åと完全結晶に近い値であるが, 見掛けのクリスタリットの大きさは600Å前後で小さく, 20-30m2/gの比表面積をもつ活性な粉末であった.1300℃で合成したスピネル粉末の初期焼結は, 体積拡散機構に支配され, 見掛けの活性化エネルギーとして127kcal/molの値が得られた. 1500℃, 2時間の焼成実験の結果, 合成したスピネル粉末は著しくち密化し, 1300℃で合成したものでは相対密度97%の焼結体が得られた.
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NAKAGAWA et al. (1982) studied this question.