二酸化炭素排出の抑制につながるとして期待されている植物由来の高分子であるポリ (L-乳酸) (Plla) に対して, 新たな循環方法を提案するために, そのモノマー化技術について検討を行った. 優れた加水分解能力を有することが明らかである水熱反応を用いてpllaを加水分解し, モノマーであるl-乳酸を回収することを目的として, モノマー化に与える影響因子について検討した. その結果, 光学純度が低下することなしに, L-乳酸が高収率で得られる条件は, 反応温度220~230℃, 反応時間20分であることが明らかとなった. このことから, 触媒などの添加剤を要することなく水のみにより, Pllaから容易に高い収率でモノマーが得られることが明らかとなった. Pllaは, 植物由来であり, 生分解性が高く, ポリエチレンテレフタレートに物性が類似している以外も, リサイクル性が高いプラスチックとして石油由来の材料への代替の可能性が見いだされた.
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Saeki et al. (2004) studied this question.