早期胃癌580例を対象として早期胃癌に対する術式の選択について, 年齢, 深達度, 肉眼型, 腫瘍の大きさ, 組織型とリンパ節転移, 郭清度と予後から検討した.粘膜癌 (m癌) のリンパ節転移率は3.0%, 粘膜下層癌 (sm癌) では17.8%であった.年齢との関係では, 加齢とともにリンパ節転移率の低下がみられ, 70歳以上では50歳以下に比較して有意に低率であった (p<0.05).腫瘍の大きさとの関係では, 長径の増加とともに転移率の上昇をみた.組織型との関係では, 分化型は未分化型より有意に (p<0.05) 転移率が低く, 特に70歳以上の分化型で低率であり, 第2群リンパ節転移はNo.7にのみみられた.リンパ節郭清度と予後との関係では, 第1群リンパ節郭清 (R1) 例と第2群リンパ節郭清 (R2) 例との間に差をみとめなかった.以上より, 合併症を有する70歳以上の高齢者にたいしては, 分化型, m癌であればR1手術にNo.7を含む郭清術式が可能と考えられた.
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Kitamura et al. (1991) studied this question.