米糠中に存在するホスホリパーゼCを疎水性アフィニティおよびイオン交換クロマトグラフィー等により精製し,その性状を明らかにした.(1) 米糠ホスホリパーゼCをn-デシルアミン・セファロース4Bゲルおよび各種クロマトグラフィーにより精製を行った結果,その比活性は抽出液に比べ357倍に上昇した.(2) ホスホリパーゼCの分子量は約160000,等電点はpH 4.3であった.(3) ホスホリパーゼCの性状は至適pH 9.5~10.0,最適温度約70℃を示し,活性はpH 7.0~11.0および70℃以下で安定であった.(4) ホスホリパーゼC活性に対する各種試薬の影響を調べた結果,Co2+によって賦活され,Cd2+およびEDTAによって強く阻害された.なお,EDTA処理を行った酵素はCo2+の添加により著しい活性回復を示し,Co2+が活性中心に関与していることが示唆された.(5) ホスホリパーゼCについてp-ニトロフェニルホスホリルコリンを基質とした場合のKm値およびVmaxをLINEWEAVER-BURKのプロットより求めた結果,それぞれ15.3×10-3Mおよび4.6×10-5M/min・mgであった.
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Takano et al. (1987) studied this question.