p-ジオキセン(PD)と,無水マレイン酸(MAnh)のラジカル共重合の基礎的な実験結果について報告する。PDとMAnhの共重合は,ビニルエーテルとMAnhの共重合に類似している。PDおよびMAnhは単独ではラジカル重合しにくいが,自然共重合およびラジカル性開始剤による共重合は容易に起こる。モノマー組成MAnh50mol%のとき,共重合速度および生成する共重合体の溶液粘度は最大である。また種々の重合温度での共重合速度から, 計算される見掛けの活性化エネルギーは,22kcal/molである。共重合体組成は仕込のモノマー組成に無関係に,MAnh含有量は50mol%で交互共重合している。以上の結果およびモノマー間の分子錯合体の存在から,このラジカル交互共重合が少なくとも分子錯合体の重合に近い状態で行なわれていることを考察した。
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Iwatsuki et al. (1964) studied this question.