積雪地域である新潟県長岡市周辺において,積雪および融雪浸透水が,地温・地下水温に及ぼす影響を明らかにするために,熱・水文環境の観測と地下水温の解析を行なった・その結果, (1) 積雪層自体が深層の地下水温に及ぼす影響は小さいが,融雪水の浸透により毛管水帯内の地温が全層的に低下すること,また (2) 融雪浸透水による地下水位の上昇期と相対的な冷温域の下方への急激な拡大の時期が一致し,この原因は浸透水のもたらす熱移流であること,などが明らかになった.また, (3) 融雪浸透水を含む年間を通した浸透水の存在は,恒温層上限深度を低下させることも明らかになった.さらに, (4) 熱移流による年間の負の貯熱変化量は正の値:より大きく,実際の地下水温分布は,熱伝導方程式に基づく理論解より低温方向へずれる.その主な原因は,上層ほど低温な温度環境下での浸透に起因する融雪浸透水であることがわかった.
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Makoto Taniguchi (1985) studied this question.
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