飼料中スレオニン(Thr)含量が欠乏または過剰の飼料を給与したブロイラーの抗体産生能と成長の関係を検討した.10日齢の雄ブロイラーに粗タンパク質含量23%条件下でThr含量が0.58,0.80,1.02の飼料を17日間自由摂取または等量給与させた.0.58%Thr飼料を給与したブロイラーの体重および飼料効率は,他の2飼料を給与したブロイラーは比較して,自由摂取,等量給餌条件下とも低下した.また,0.80%と1.02%Thr飼料を給与したブロイラーの体重および飼料効率には,自由摂取,等量給飼条件下とも統計的な有意差は認められなかった.等量給餌条件下において,腹腔内脂肪重量は飼料中Thr含量の増加とともに低下したが,自由摂取条件下ではThrの作用は認められなかった.自由摂取,等量給餌条件下ともヒツジ赤血球とブルセラ死菌に対する抗体価および脾臓,ファブリキュウス嚢と胸腺重量は飼料中Thr含量で変化しなかった.以上の結果は,成長のための飼料中Thrレベルと抗体産生を最大にするためのレベルは一致しないことを示している.
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TAKAHASHI et al. (1994) studied this question.