蚊のAgeを知ることは, その生物学的, 生態学的知見を豊にする上で大切なことであるが, ひいてはその伝播する疾病の疫学を, よりよく理解する為に極めて重要な手がかりを与えるものである.ここでAgeというのは, 蚊成虫の老若の度合であるが, 衛生上の害に関係するので, 主として雌成虫を対象とする.これを表わすのに, 羽化後経過した日数をもつてする「Calendar Age」と, 生活あるいは生殖活動に伴つて生じた変化を目安にする「Physiological Age」とがある.しかし, とくに自然集団をあつかう場合には, 直接Calendar Ageを知る手だてはないし, また蚊の活動のあとを端的に示す意味でもPhysiological Ageはいろいろな利点をもつている.このことは後続編で次第にあきらかにして行くが, 本編では, 産卵回数を知るいわゆるDetinovaの方法(Detinova, 1962)によるPhysiological Ageの判定が, 本邦のアカイエカ等についても適用できることを示し, その限界および注意点をのべる.
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Hayashi et al. (1965) studied this question.
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