患者 :54 歳,男性 主訴 :全身の角化性紅斑 既往歴 :特記事項なし 現病歴 :発熱後,前胸部に紅斑が出現し,顔面や頭部に拡大した。前医で湿疹としてステロイドの外用および内服で加療されたが増悪し,3 カ月後に血液検査で RPR および TPHA 高値で当科に紹介された。感染機会は聴取したが不明であった。 現症 :手掌足蹠を含む全身に角化性紅斑が多発していた( 図 1 a ~ c )。 病理組織学的所見 :前腕の角化性紅斑より生検した。中拡大像で真皮浅層から中層の血管周囲に多数の炎症細胞浸潤があり,顆粒層は保たれ表皮突起の延長はなかった。強拡大像で真皮浅層から中層の血管周囲に多数のリンパ球と形質細胞浸潤があった( 図 2 a,b )。抗 Treponema pallidum 抗体(BIOCARE Medical LLC)を使用した免疫組織化学染色(TP 染色)では,表皮にらせん状のトレポネーマ菌体があった( 図 3 )。 臨床検査所見 (下線は異常所見を示す):(CBC)WBC 6320/ μ l,RBC 449×10 4 / μ l,Hb 14.8 g/dl,Ht 44.8%,Plt 31.2×10 4 / μ l(生化学)T-bil 0.6 mg/dl,AST 18 IU/I,ALT 14 IU/l,ALP 70 IU/l, γ -GTP 14 IU/l,LDH 172 IU/l,BUN 16 mg/dl,Cr 0.90 mg/dl,CK 249 IU/l,Na 104 mEq/l,K 5.3 mEq/l,Cl 97 mEq/l,CRP 0.13 mg/dl(感染症)梅毒 RPR 定性(+),梅毒 RPR 定量 474.9 R.U.,梅毒 TPHA 定性(+),梅毒 TPHA 定量 8443.3 R.U. 診断 :梅毒性乾癬 第二期梅毒 治療経過 :28 日間のアモキシシリン 1500 mg/日の内服で,皮疹は消退し,治療開始 4 週間後に RPR 159. R.U.(初診時の 1/2 以下)に低下した。
河村 et al. (Sun,) studied this question.
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