浅い湖において,風の場は湖流形成の大きな支配要因である.本研究では,風向・風速,流向・流速,水温の長期連続観測データを用いて,成層期の諏訪湖における風および湖水流動について検討した.その結果,西北西の強風時は,湖北東部で弱風が観測され,湖上風が空間的に非一様となる一方,南東の強風時は,湖上風は空間的におおむね一様であることが明らかとなった.強風時の諏訪湖の湖水流動構造は,湖東部の方が湖西部よりも風の非一様性の影響を受けやすいことがわかった.また,成層状態の違いにより,風に対する湖水流動の応答に差がみられた.これらのことから,諏訪湖の湖水流動特性は,湖上風の非一様性および水温成層強度の影響を大きく受けているといえる.
IIMURO et al. (Thu,) studied this question.