本研究では,家庭用浄化槽からのCH4排出に関する特性解析とともに,常時循環による削減方策およびNO3-Nによる抑制効果の検討を行った.その結果,CH4排出には汚泥貯留部を兼ねる一次処理のORP,NO3-Nによる影響が確認され,ORPが-150mV以上,かつ処理水槽(沈殿槽)のNO3-N濃度が9mg/L以上と比較的高い場合に減少した.また,循環比を8~12に条件設定することで,一次処理のORPが-59~-151mVの範囲で上昇し微好気化することに加え,NO3-Nによる抑制効果により,CH4排出量が平均で約50%削減された.また,リアクターを用いたNO3-N添加実験では,CH4排出抑制が確認され,CH4生成菌の代謝阻害,脱窒反応の優先や水素供与体としてCH4が消費されること等の複数の要因が考えられた.
Kakishima et al. (Thu,) studied this question.