セラピスト(心理職)の業務は、1.査定、2.面接、3.地域援助及び4.1から3の研究とされている。これらの4つの臨床業務は常に成果物(副産物)を生成している。例えば、心理療法(面接)における成果物は治療効果である。臨床行動情報学では、これらの臨床上の行動(臨床行動)を全てデジタルなログとして記録し、そのログに対し情報学の手法を用いて精密に分析・解析することによって、成果物の品質を上げることを目指す。我々の研究チームでは、画像処理、自然言語処理、音響処理、ネットワーク解析、知識グラフ、及び異常検知などのアルゴリズムで実際にこれらの成果物の品質を上げてきたことを示す。また、これまでの臨床心理学では人間である臨床家のみが臨床業務及びその成果物の改善を行ってきた。一方、臨床行動情報学ではaiを用いながら、臨床業務及びその成果物を改善する。臨床行動情報学はaiという新たなエージェントを用いる点がこれまでの臨床心理学とは異なっている。ここでは、これまでの歴史的経緯に基づいて臨床行動情報学を第四世代の臨床心理学と位置付けて、今後の展望を示す。
Yokotani et al. (Wed,) studied this question.