【目的】麻酔科から集中治療科へのサブスペシャリティ選択において,専攻医が重視する因子を構造的に明らかにする。【方法】兵庫県内の麻酔科専攻医を対象に,キャリアパス,研修環境,ワークライフバランス(work-life balance, WLB)重視度などに関する無記名式質問票による調査を実施した。そしてパス解析(重回帰分析)を用いて各因子の関連を検証した。【結果】44名から回答があった(回答率36%)。パス解析の結果,「キャリアパスと経済性」(β=0.39,P<0.01)および「研修環境」(β=0.28,P=0.04)が「集中治療の魅力・やりがい」に対し有意な正の関連を示した。その「集中治療の魅力・やりがい」は「選択意向」に強い正の関連を示し(β=0.57,P<0.01),「WLB重視度」は有意な負の関連を示した(β=−0.34,P<0.01)。【結語】今後の人材育成には,安定したキャリアパスや経済性の提示およびWLBに配慮した労働環境の整備が重要である。
Katsura et al. (Thu,) studied this question.