大規模アンサンブルデータの利活用が進む中,メンバー数が限られる場合や対象とする再現期間が長い場合,雨量や流量の大標本から得られる1年最大値データに確率分布関数を当てはめるパラメトリックな水文頻度解析が行われる.本研究は,d4PDFデータに基づく降雨量および河川流量の1年最大値データを用いて,極値理論に基づいて最大値安定性を確認しながらT年確率値を頑健に推定する手法を示した.d4PDF-20kmおよびd4PDF-5kmの2つのデータセットに対して同手法を適用した結果,形状母数の安定期間長における最大値分布からT年確率値を推定できることがわかった.また,安定期間長は両方のデータセット,雨量と河川流量の両方の変数で1年より大きく,大標本の頻度解析では数年〜十数年程度の期間長を取って極値分布を適用することが重要であることがわかった.
Tanaka et al. (Thu,) studied this question.