本研究は,ベントナイトの不飽和浸透場をモニタリングする方法として,超音波法の可能性を実験的に検討したものである.実験では,締め固めたNa型ベントナイトで不飽和浸透試験を行いつつ超音波を測定し,含水比に応じて二種類の透過波が現れることを示した.一つは,速度の遅い低周波モードで,水分の増加につれて減衰,減速し,間隙が飽和する前の早い段階で消失する.また,水分量に対するスローネスの増加率には,粘土鉱物の膨潤状態と対応が見られる.もう一つは,速度の大きい高周波モードで,飽和度90%程度で発生し,振幅,速度とも飽和時に最大となる.これらの知見は,不飽和浸透場の超音波モニタリングだけでなく,現状よく分かっていない,水和粘土凝集系の組織構造について理解を深める上でも有用と考えられる.
KIMOTO et al. (Thu,) studied this question.
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