重度・重複障害のある男児aが3年間で6回の居住地校交流を行った。本研究の目的は、居住地校交流が受け入れ側の小学生の態度変容に及ぼす効果を明らかにすることである。調査は、障害児に対する理解と交流活動に対する意識について、質問紙法で行った。交流前は、85%の児童が「a児のことについてよく知らない」状態であった。3年間の交流活動を通して、児童からは、自分たちと変わらないと感じたことや一緒にいると元気をもらうことなど、a児に対する印象の変容が挙げられた。さらに、「おしゃべりはしなくても何だか通じる」という児童が25%から80%に増加した。a児と交流することに95%の児童が肯定的であった。3年間の居住地校交流を経験した児童は、障害のある人と関わることへの抵抗感が軽減し、障害のある人には受容的な態度で関わること、他者を理解したうえで行動すること、障害観の転換などが図られることが明らかとなった。
Hiroshi CHOSOKABE (Sun,) studied this question.