AIが多くの価値判断や意思決定を担う時代において,価値とは誰にとっての,どのような経験に根ざしたものかが改めて問われている。「当事者的価値」とは,外在的・社会的評価軸からではなく,自己の感覚,身体的反応,感情,動機づけ,記憶など,主観的経験の統合を通じて構築される心理的価値と定義する。アートやゲーム,市場活動といった多様な領域において,当事者的価値は,選好,没入,自己関連づけといった心理的プロセスを通じて顕在化し,行動や判断を方向づける。本シンポジウムでは,当事者的価値に関して,最新の研究成果をもとに議論したい。話題提供者に,美学的体験や芸術的活動に関して認知神経科学・心理学的アプローチを行ってきた石津,デジタルゲームクリエーターであり自己主体感に関して実証的に検討してきた簗瀬,価値生成における市場交換と広告の役割に関して社会情報学的アプローチを行ってきた前・博報堂の安藤を迎え,話題提供いただく。指定討論では,発達認知科学の視座をも踏まえ,当事者的価値と現代社会との接点を照射する。フロアの参加者を含め,当事者的価値の社会実装の可能性と課題を議論したい。
Takahashi et al. (Wed,) studied this question.
Synapse has enriched 5 closely related papers on similar clinical questions. Consider them for comparative context: