原発性自然気胸における単孔式手術では器具の干渉や病変の吊り上げが課題とされている.我々はこの課題に対応するため,MiniLap Alligator GrasperⓇを用いた1 port & 1 puncture法(OAO群)を導入し,従来の多孔式手術(Conventional群)との比較検討を行った.当院で施行した原発性自然気胸手術のうち,適格基準を満たした39例(OAO群21例,Conventional群18例)を対象とし後方視的に検証した.OAO群では手術時間の延長は認めず(OAO群:44±14分,Conventional群:64±23分,p=0.001),出血量,胸腔ドレーン留置日数,在院日数,術後合併症,肋間神経痛の発生頻度は両群間で有意差を認めなかった.1 port & 1 puncture法は従来法と同等の安全性と周術期成績を有し,有用な選択肢となり得ることが示唆された.
Honda et al. (Sat,) studied this question.