免疫チェックポイント阻害剤に代表される免疫療法は、がん治療に革新をもたらしたが、その有効性は一部の患者に限られており、多くの課題が残されている。がん免疫療法の課題を解決するための技術として、ナノサイズのキャリア型dds(ナノdds)が活用されている。筆者はナノddsが腫瘍免疫を科学するためにも有用であると考え、「ナノddsを基盤とした新規がん免疫療法の開発」と「ナノddsを活用したがん免疫応答メカニズムの解明」の2つを研究の軸に据えている。本稿では、この2つの観点からナノddsの有用性を実証した研究例を紹介し、がん免疫療法や腫瘍免疫学にナノddsがどのように貢献できるかについて議論する。
Takashi Nakamura (Sun,) studied this question.