リシノール酸メチルと過酸化水素とを無触媒,種々の条件下で反応させ,その反応生成物を検索するとともに,過酸化水素はどのように作用するかについて検討を加えた。反応生成物としてエポキシ化合物,トリオキシ化合物,ヘプタナール,β-オキシペラルゴンァルデヒド,アゼライン酸半アルデヒド,β-オキシペラルゴン酸,アゼライン酸および種々の低級一塩基,二塩基脂肪酸,ごく低級のカルボニル化合物を認め,炭酸ガスを発生して酸化分解することがわかった。リシノル酸メチルと過酸化水素とのモル比 1:20 で反応きせた場合は,コハク酸,アジピン酸,アゼライン酸のような二塩基脂肪酸を比較的好収量で得ることができた。また 15% 過酸化水素と反応させても上記のような生成物を生ずることを認めた。 反応生成物から主として第一次的に水酸基の存在する 12 の位置と二重結合のある 9,10 の位置が酸化され,第二次的にはこれら第一次酸化生成物が酸化されて低級化合物になると考えられる。
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Hiromu Kameoka (1961) studied this question.