ドラッグデリバリー技術を応用し, 細胞レベルでの加熱を目的とした磁性微粒子であるマグネトリポソームを開発し, その発熱特性について検討した. マグネトリポソームはマグネタイト微粒子にリン脂質二重膜を被覆して調製した. このマグネトリポソームは交番磁場中で発熱し, その発熱特性は微粒子の粒径に依存し, 平均粒径約40nmの場合に最大の発熱量を示した. また, このマグネトリポソームを適用した温熱療法に対するシミュレーションも行った. シミュレーションは癌組織周りの血流を考慮した同心円状モデルによって行った. 直径6cmの癌組織を42℃以上に保つためには組織1m3当り200kWの熱量が必要であった. これを磁界22.8kA/m (286Oe), 周波数240kHzの条件でマグネトリポソームが目的の癌組織に0.74mg/cm3_組織吸着していることに相当する.
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Shinkai et al. (1994) studied this question.
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