わが国における代表的な建築構法の1つである鉄筋コンクリート構造は, その耐火性, 耐震性などからしても優れた構造法の1つとして, ここ数十年, 目ざましい進歩を遂げ, 1964年の新潟地震においても, その耐震性能の優秀さが立証された感があった。しかしながら, 1968年の十勝沖地震では, いくつかの学校建築などが崩壊に近い被害をうけ, 更に1971年のサンフェルナンド地震では, 病院建築を中心にやはり鉄筋コンクリート構造物が大被害をうけるに及び, 主として, 変形能力を中心とした再検討の必要性が強調されるようになってきた。この報告は, 特に鉄筋コンクリート柱の靱性に関する総合的な実験研究の過去3年間における研究成果について, その概略を述べようとするものである。
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Y. Higashi (1975) studied this question.