きわめて選択性の高い電子付着現象を利用して気体中の極微量特定成分の負イオンを生成させ, 電場内で分離・除去する全く新規な気体の分離手法を提案した.電子発生法として光電子法とグロー放電法を利用した2種類の分離装置を試作した.窒素 (N2) 中に微量含まれる六フッ化イオウ (Sf6) の分離を例にとって本研究で提案した分離手法の妥当性を実験的に検証し, Sf6の分離成績の濃度, 圧力, 印加電圧依存性に定性的検討を加えた.光電子法分離装置では発生電子数が少ないために高い分離成績は得られなかったが, 対象気体の分子数に対して十分な電子を発生できれば分離成績を向上できることがわかった.グロー放電法においては, 発生電子数が十分多く, 光電子法と比較して格段に良好な分離成績が得られた.以上の実験結果より分離対象気体が低濃度であればあるほど本分離手法が有効であるという興味深い知見が得られた.
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Tamon et al. (1989) studied this question.