高等動物の骨髄間質細胞のなかには, 多分化能を有する間葉系幹細胞が存在し, 培養下においても, 種々の条件によりさまざまな細胞に分化しうると考えられている. われわれは, これまでにラット骨髄間質細胞をi型コラーゲンとともに培養することにより, 骨芽細胞への分化が誘導されることを報告してきた. 本研究では, 細胞の三次元的配置と細胞分化との関連を明らかにする目的で, ラット骨髄間質細胞を通常の培養用ディシュにて単層培養した群 (2d群), I型コラーゲンをコートしたディシュにて培養した群 (Coat群) ならびにi型コラーゲンゲル内にて三次元培養を行った群 (3d群) にてそれぞれ培養し, 遺伝子発現を比較検討した. 3d群において, ほかの2群と比較して, アルカリホスファターゼ活性が高く, 骨シアロプロテインおよびオステオカルシンの遺伝子発現が誘導された. 本研究により, ラット骨髄間質細胞をi型コラーゲンゲル内で三次元的に培養することにより, 骨芽細胞の分化が誘導されることを明らかにした.
No takes yet. Share an insight, caveat, or question.
Miyamoto et al. (2002) studied this question.
Synapse has enriched 5 closely related papers on similar clinical questions. Consider them for comparative context: