ポリピニルアルコール (PVA) はすぐれた結晶性を有するにもかかわらず, これまで単結晶として得られていない。われわれはトリエチレングリコール, 1, 3-ブタンジオールおよび1, 2-プロパンジオール溶液から単結晶を得た。トリエチレングリコール溶液よりの単結晶は細長い平行四辺形の薄板で, 長さは数μ, 長短両辺の比は大体一定で6に近い値である。他の2溶液よりの単結晶はそれと似た形態をもつが長さが約1μで小さい。これらの板状単結晶の厚さはいずれも120Å程度であった。電子線回折結果はPVA分子がその分子鎖を板面に垂直に向けて折りたたまれていることを示している。結晶形態と電子線回折像との対応から平行四辺形の長辺が (101) 面, 短辺が (100) 面であることがわかった。一方, 1, 3-ブタンジオール, 1, 2-プロパンジオール溶液から薄いはく離性の単結晶集合膜をつくり, その小角および広角X線回折を行なった。その結果, 膜面に平行に単結晶板面が重なった単結晶配向の膜であることがわかった。また, その膜を溶媒中で熱処理して, 熱処理温度と単結晶の厚みに相当する長周期との関係を求めた。
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Monobe et al. (1964) studied this question.
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