カーボンブラック (CB) 表面へ導入したカリウムカルボン酸塩 (COOK) 基で開始されるエポキシドまたはアルキレンカルポナートと環状酸無水物との開環共重合によるCBへのポリエステルのグラフト反応に及ぼす, 18-クラウン-6 (CE) の添加効果について検討した.CB-COOKによるエピクロルヒドリンと無水フタル酸との開環共重合速度は, CEの添加により, 未添加の系の約10倍となった. また, CBへのポリエステルのグラフト率はCEを添加しない系では63%以上にならないのに対して, CEの存在下では短時間のうちに, 128%まで増大した。更に, CB-COOKによるβ-プロピオラクトンの開環グラフト重合においても, 同様の添加効果が認められた. 以上の結果から, CB-COOKを用いるアニオングラフト重合において, グラフト率の大きなものを得るためには, CEの添加が極めて効果的であることがわかった.
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Tsubokawa et al. (1985) studied this question.