本研究は,6週齢体重を指標に48世代選抜をつづけた体重大系統(ll)及び小系統(ss)の2系統のウズラを対照閉鎖集団(rr)と比較して,増体量及び産卵量に対する飼料要求率における系統間の差異を明らかにした。結果の概要はつぎのとおりである。1) Ll及びrrの週間増体量は類似した増減を示したが,ssの成長パターンは育成期において他の2系統に比較して著しく異なっていた。2) 通算飼料摂取量に有意な系統間差が認められ,性成熟に達してからは各系統とも雌の摂取量が多かった。3) 育成期前半の増体量に対する飼料要求率はllが最もすぐれ,通算飼料要求率でもllがすぐれていたが,ssの要求率はll及びrrに比較して劣っていた。4) 産卵量に対する飼料要求率はrrが最もすぐれていたが,高産卵率個体の飼料要求率はrrとss間に有意な差が認められなかった。5) これらの結果から,体重大方向への長期選抜によって増体量に対する飼料要求率の向上は期待できるが,間接的に産卵量に対する飼料要求率の低下が予想される。また,体重小方向への長期選抜によって増体能力は低下したが,体重小系統の中で高産卵率を維持する個体は無選抜集団に匹敵する飼料要求率を示すものと考えられた。
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Okamoto et al. (1989) studied this question.
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