アクリル繊維にヒド搾キシルアミンを反応させて得られたアミドキシム型の繊維(以下AO繊維と略記する)のウラン吸着性の改善を目的としてアルカリ処理法を検討した。アルカリ処理(1mol/lNaOH)による官能基の変化を赤外吸収スペクトル法および酸・塩基吸着量ならびに酸加水分解によって出成したヒドロキシルアミン量の測定結果から,アミドキシム基は変化せず,AO繊維中に残存していたシアノ基が減少し,カルボキシル基が生成していることが認められた。アルカリ処理時間が長くなるにつれて,弱酸基量,銅吸着量およびウラン吸着速度がいちじるしく増大し,48時間アルカリ処理した繊維は海水から7日間に約2mg/gのウランを吸着した。一方,繊維の単繊維強度はアルカリ処理時間が長くなるにつれて低下し,48時間処理した場合,単繊維強度はアルカリ未処理AO繊維の約半分に低下した。繊維に吸着したウランは0.1mol/l塩酸を用いることにより,15分間で90%,2時間でほぼ100%脱着できた。脱着した繊維は吸着速度が低下することなく再使用できることを確かめた。
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Katoh et al. (1982) studied this question.