京都産ヒトスジシマカを用いて卵期に発育を休止する現象を実験的に検討した。1)卵をdo高濃度の水や蒸留水, くみおき水に浸すと孵化率が低いが, Do低濃度の水やクロレラを含む水に浸すと高率に孵化した。2)短日(8時間日長)で飼育した成虫からの卵は長日(16時間日長)で飼育した成虫からの卵と比較すると低い孵化率を示した。また親成虫の吸血時期をおくらせると孵化率の低下がみられた。3)うまれた卵を24時間以上の保湿の後に7日間乾燥させると, くみおき水やdo高濃度の水での孵化率が著しく低下したが, その後にクロレラを含む水やdo低濃度の水に浸すと大部分が孵化した, 6時間以下の保湿の後に乾燥させた卵は大部分が死亡した。4)長日飼育の成虫と短日飼育の成虫とからの2卵群をそれぞれ二分して7日間乾燥させた場合と浸水放置した場合とを設定し, おのおのを高低3段階のdo濃度の水につけて孵化率を調べた。いずれのdo濃度においても長日浸水放置区に比較して他の3区での孵化率の低下がみられ, 最も低かった短日乾燥区では中濃度以上のdoに対する孵化率は0%であった。以上の結果にもとづいて, ヒトスジシマカの孵化反応性とその適応的意義について考察を行なった。
No takes yet. Share an insight, caveat, or question.
Imai et al. (1976) studied this question.