音楽フェスティバルであるSPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWERのブランド形成を,主催者による価値の変換に注目し検討した。第1に,日比谷野外大音楽堂から山中湖への開催地の移行により,ライブ鑑賞を中心とする体験は,富士山や湖畔の景観,移動,滞在を含む,場所体験へと変換された。第2に,Space Shower TVの放送,配信,公式サイト,SNSにより,現地での体験はメディア体験へ変換された。第3に,有料会員サービスのラブシャビレッジにより,参加体験は1回の来場経験にとどまらず継続的な関係価値へと変換されつつある。主催企業からは,Space Shower TVを中心としたメディア展開が,告知や記録に加え,開催前の期待形成,当日の共有,開催後の再体験を通じて,現地体験を年間を通じたブランド接点へ拡張する役割を担っていることが示された。以上の事例は,音楽フェスティバルだけでなく他のエンタテインメント・ビジネスに対しても示唆を有する。特に現地体験をメディア体験へと変換し,さらにDXとUXを通じて継続的な関係構築へと接続する上で,メディアの活用とメディア編集力が重要な役割を果たすことを示している。
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Shunya Hamada (2026) studied this question.
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