Qualitative study examines student agency and co-agency in science classes, highlighting their relationship to well-being.
本研究では,小学校理科の授業を事例として,ウェルビーイングの実現に資する中核的概念として育成の重要性が指摘されている「エージェンシー(Student agency)」を発揮した子どもの様相について示した。また,エージェンシーの発揮・育成にあたって,重要な基盤を担う「共同エージェンシー(Co-agency)」としての関係性の実態を捉えるため,「共に科学概念を構築する」一連の過程への認識を明らかにした。これらを相互に関連付けて示すことで,小学校理科におけるエージェンシーおよび共同エージェンシーを一体的に捉えた実態を質的に記述した。なお,調査にあたっては,小学校第4学年「空気と水の性質」に関する授業を事例とした参与観察を実施し,質的な分析を行った。分析の結果として,協働的な科学概念構築に向けて,相互にエージェンシーを発揮する子どもの様相が明らかとなった。また子どもは,学級において表出される多様な表現のもと,学級の全員が合意可能な理解を実現するために,他者や共同体の認知・行動を相互に調整することで協働的な科学概念構築過程が成立すると認識していた。このような認識が,共同エージェンシーとしての関係性の実態の一側面として示され,対象学級の子どもによるエージェンシーの発揮を支援していたと解釈された。
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OGURA et al. (2026) studied this question.
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