V2O5, WO3およびV2O5-WO3混合物のそれぞれをターゲットに用い, 水素含有のアルゴン雰囲気でスパッタリング法により作成した非晶質薄膜の電気化学特性について検討した。得られた膜はいずれも電子伝導性を有し, そのリチウムの見かけの化学拡散係数は, WO3量の増加とともに大きくなる。V2O5の場合10-17 m2/sであったのが, W/(W+V)=63mol%(全金属イオンに対するタングステンィオンの割合)以上では10-15 m2/sの一定値となる。このV205-WO3系非晶質薄膜を正極活物質に用いたリチウム電池の充放電性能を調べた結果, W03をターゲットに用い作成したスパッタリング薄膜の場合, 充放電のくり返しにともなう放電容量の劣化がもっとも少なく, その容量は, 100回のくり返しで初期の45%に減少するが, それ以降400回までほとんど変化しないことを見いだした。
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Kirino et al. (1986) studied this question.