[14C]M17055を雌雄のラットおよび雌のイヌに単回静脈内投与し,放射能の血中濃度および排泄について検討した. 1.0.3mg/kg静脈内投与した時の雄性および雌性ラットにおける血漿中の放射能濃度はいずれも3相性で速やかに低下し,投与後48時間には投与後1分の1/1000以下となった.雌雄間でAUC0-∞は同様の値を示し,T1/2βおよびT1/2γに大きな違いは認められなかったが,T1/2αは雌が雄の1/2以下の値を示した. 2.0.1,1および3mg/kg静脈内投与した時の雄性ラットにおける血漿中の放射能濃度は,いずれも0.3mg/kg投与時と同様に3相性で低下した.AUC0-∞はおおむね投与量に比例した値を示し,T1/2γは投与量間で同様の値を示した. 3.1mg/kg静脈内投与した時の雌イヌにおける血漿中放射能濃度は3相性で推移し,投与後24時間には投与後5分の1/100以下に低下したが,それ以降の消失は緩徐であった. 4.雄性および雌性ラットに0.3mg/kg静脈内投与した時の尿および糞中への放射能の総累積排泄率は,投与後168時間でそれぞれ投与量の94.10および97.61%であり,その大部分は48時間までに排泄された.雌は雄に比較して尿中への排泄割合が高く,特に投与後6時間までの尿中排泄率は雄および雌でそれぞれ28.82および58.10%であり,雌雄差が認められた. 5.雌のイヌに1mg/kg投与した時,投与後48時間までに投与放射能の90%以上が尿および糞中に排泄され,投与後240時間までの総累積排泄率は97.33%であった.また,ラットに比して糞中への排泄割合が高かった. 6.胆管カニューレを施したラットに0.3mg/kg投与した時の胆汁中排泄率は,投与後48時間までで投与放射能の64.12%であった.また胆汁中放射能の約67%が再吸収され,腸肝循環が認められた. 7.雄性および雌性ラットに0.3mg/kg投与した時の腎クリアランスはprobenecid処置により低下し,同じ値を示したことから,ラットにおける尿中排泄の雌雄差は尿細管分泌に起因していることが示唆された.
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Nakajima et al. (2001) studied this question.
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