腰椎変性すべり症に対する後方除圧後にすべり量が増大する可能性が指摘されているが,具体的なすべり量の変化に関する報告は少ない.本研究では,後方除圧後のすべり量の変化予測にCARDS分類(Clinical and Radiographic Degenerative Spondylolisthesis Classification)が有用かどうか検証した.腰椎後方除圧術を行った腰椎変性すべり症患者74例,145椎間を対象とした.X線画像を用い,中間位・前屈位・後屈位のすべり量,椎体間角度を測定した.CARDS分類タイプAは13椎間,タイプBは37椎間,タイプCは30椎間,タイプDは31椎間,すべりなし群は34椎間であった.すべり量はタイプAで除圧術後に減少を示し,その他の群では明らかな術前後の変化は認めなかった.椎体間角度はタイプA,タイプDで除圧術後に腰椎前弯が増加する傾向を示した.腰椎変性すべり症に対して除圧術を行っても,すべりが増悪する症例は少ないことが分かった.特にCARDS分類タイプAでは除圧術後に,すべりや前弯の改善を認める症例も存在することが分かった.
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安部 et al. (2026) studied this question.
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