フェライトの生成法として,溶液法による生成法を研究した。従来の乾式法によれば,フェライトが生成するためには,800℃以上の熱処理が必要であり,一方湿式法ではFeFe2O4,γ-Fe2O3が強磁性酸化物として常温ないし100℃の低温で得られるのみである。著者らは50~60℃以上100℃程度で,これまで得難かった数多くのスピネル型微粒子フェライトを生成させる方法を見出した。すなわち,フェライト生成には過剰アルカリ濃度が重要であり,これにアルカリの種類,反応温度,時間,金属イオンの種類および水溶液濃度などの生成条件が密接に関与していることをX線分析,磁気特性から明らかにした。かくして,水酸化ナトリウムをアルカリとして用いた場合,pH11.0以上,100℃でMnFe2O4,CoFe3O4,CuFe2O4,ZnFe2O4,MnO-ZnO-Fe2O3,NiO-ZnO-Fe2O3,CoO-FeO-Fe2O3系など,数多くの単純もしくは複合フェライトが数分または数十分で生成することがわかった。
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Satō et al. (1962) studied this question.