【はじめに】難治性てんかんにより両側大腿骨転子部骨折を生じた1例を経験したので報告する.【症例】49歳男性【既往歴】難治性てんかん(3歳9か月~),精神発達遅滞【現病歴】自宅でてんかん発作を起こし両大腿部痛が出現し来院した.単純X線,CT検査を施行したところ両大腿骨転子部骨折を認めた.またYAM値は98%と正常範囲内であったが血液検査では25(OH)D: 16.0 ng/mlと低値を認めていた.受傷翌日に両側骨接合術を施行したが術中整復する際にネイル挿入後にデバイスの牽引が必要であった.手術翌日から歩行練習を開始し,術後13日目に精神科に転科となった.【考察・まとめ】本症例の骨折の機序として,けいれんに伴う股関節周囲筋の強い収縮とフェニトイン長期内服によるビタミンD不活性化促進が一因と考えられた.てんかん発作によっても非外傷性の大腿骨転子部骨折が起こりえることに留意する必要があると考えられた.
矢野 et al. (Wed,) studied this question.
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