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症例は67歳男性.X-3年より慢性腎臓病にて当科へ通院中であった.X年3月より持続する下痢,貧血の進行を認めたため,入院精査するも原因は不明であった.同年に高K血症,代謝性アシドーシスのため,緊急血液透析導入となった.頻回の輸血や赤血球造血刺激因子(erythropoiesis-stimulating agent:ESA)製剤を増量するも改善に乏しく,難治性下痢,炎症反応高値は持続した.骨髄生検を施行し,末梢性T細胞リンパ腫の診断となったが,経過観察の方針となり輸血,ESA製剤による治療を継続した.下痢の精査目的で施行した下部消化管内視鏡検査で膠原線維性大腸炎(collagenous colitis:CC)と診断し,被疑薬のプロトンポンプインヒビター(PPI)を中止したところ,症状の改善を認めた.本症例では,経過からCCによる慢性炎症が貧血の主な原因と考えられた.血液透析患者では腎機能障害の観点からH2ブロッカーの減量が必要であり,PPIの使用頻度が高くなるため,難治性下痢症の鑑別としてCCの認識が必要である.
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Kimura et al. (2023) studied this question.
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