【はじめに】鎖骨骨幹部骨折に対する手術はプレート固定が多く,髄内釘での手術は主流ではない.鎖骨骨幹部骨折に対して髄内釘を用いて加療した21例を後ろ向きに調査したので報告する.【対象】2022年1月2025年6月に鎖骨骨幹部骨折を治療した症例のうち3ヶ月以上観察可能であった21例.【結果】手術時平均年齢53歳(13-89歳),骨折型はRobinson分類2A1:3例,2A2:3例,2B1:12例,2B2:3例であった.平均手術時間72.2分,出血量約30ml,皮切は2箇所で術後の皮膚障害は認めなかった.骨癒合後平均短縮率は4.4%であった.全例で骨癒合が得られた.【考察】骨癒合や術後可動域は概ね良好であったが,短縮率が10%を超える症例もみられた.髄内釘先端が穿破する症例もあったが症状なく経過した.鎖骨骨幹部骨折の髄内釘は,鎖骨下動静脈損傷や腕神経損傷,気胸などの重篤な合併症を引き起こすリスクが少なく,安全で有用な治療選択肢の一つと考えられる.
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肥後 et al. (2026) studied this question.
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